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難しいけど独学で電験3種を取得する その勉強時間と勉強の順番

どうもタケです。

今回は、私が電験3種(第三種電気主任技術者試験)に合格するまでの内容について書いていきます。この記事を読むことで、どの程度勉強すれば良いかの目安になると思います。

 

こんな人におすすめ

・電験3種の勉強をしている人

・電験3種の勉強をはじめようと思っている人

・電験3種って何?って人

 

 

 

勉強方法

ここでは私が実践した勉強方法について書いていきます。

おすすめの参考書を知りたい方は下のリンクからどうぞ↓↓

<おすすめの電験3種の参考書と過去問題集を紹介>

勉強のルール

まず初めに私の取り組んでいるルールを紹介しておきます。これはどの資格の勉強でも実践していることになります。

勉強のルール

1,基本は隙間時間(通勤等)   

2,最低毎日1時間(週7時間)  

3,たまに2時間程度の日を作る  

 

社会人らしく、隙間時間を活用します。具体的には1日1時間、1週間に7時間は勉強すると決めておきます。また、分かりやすく自分なりにまとめたりするため、ときどき2時間程度机上で勉強できる時間を確保します。とにかく1日1時間を目標に続けると無理なく習慣化してきますのでおススメです。

合格するまでにかかった時間

実際に合格するまでにかかった時間を載せておきます。

結果(勉強時間集計)

総勉強時間:598時間程度       

1日平均:1.63時間(1時間37分程度) 

勉強期間:12ヶ月(13ヶ月目に試験)  

 

続けてみると1日平均1時間30分近く勉強できてました。勉強時間の内訳も下に載せておきます。

時間内訳

① 隙間時間:260日×1時間=260時間

② 仕事終わり:2時間×104日=208時間

③ 隙間時間プラスα:0.5×260=130時間程度  

 

③については、私の場合通勤が長いので電車内などで追加で勉強した分です。おおよその時間で書いています。

結果としては600時間程度の時間がかかりました。

ポイント!

・毎日続けてみることがコツ

・ノート等にまとめる時間は必要 

勉強期間の決め方

実際にかかった時間を考慮して書いています。この試験の場合、電気系学科卒業の方と初学者の方で勉強の仕方が変わるので、分けて考える必要があると思っています。

また、優秀な方、電気系大学院卒業者やしっかりと勉強時間を取れる方などはこの限りではありません。ご自身のレベルや確保できる勉強時間に合わせて期間を短くしていって下さい。

おススメの勉強期間(時間)

電気系学科卒業の方:

1年前から勉強を開始(約300時間~600時間程度)

初学者の方:

2年前から勉強を開始(約600時間~1200時間程度)

なぜ、初学者を2年前としたのか

電気系学科を卒業している場合、電気数学や基礎理論は理解していると思います。

初学者の方は、この電気数学や基礎理論をまずカバーする必要があることを考えて期間を長くとっています。この部分を理解するにはそれなりに時間がかかると思って良いです。勉強スケジュールに余裕を持たせて取り組んでいきましょう。わたしは大学の電気工学科を卒業しています。基礎の部分はある程度理解していましたのでこの勉強時間で済んだと思っています。

 

 

勉強の順番の考え方

ここでは、勉強の順番について書いていきます。どの科目から勉強すれば良いのか悩む人も多いと思います。試験概要を踏まえながら順番を考えていきましょう。

電験3種の科目

理論

機械

電力

法規

 

電験3種は上の4科目で構成されています。4科目すべてに合格して初めて免状を手にすることができます。この試験は科目ごとの合格があり、合格した年を含めて科目合格は3年間有効です。下の様なイメージです。

この4科目についてどの順番で勉強するのが良いか考えていきます。

おすすめの順番

・理論→機械→法規→電力

結論を先に書きましたが、上の順番で勉強していくのが良いと考えています。

この順番にした理由

4科目ともそれぞれに範囲が被っています。電力の科目なのに機械の知識が必要な場合があったりします。

理論

全ての科目の基礎となる部分で、この理論をある程度理解していないと他の科目を合格するのが難しくなります。

機械

機械は単純に出題範囲が広く、理解するまでに時間がかかります。理論をある程度抑えた後は機械に取り掛かりましょう。

法規

次は電力ではなく法規に取り掛かって下さい。電力の送配電や受配電の保護協調については法規がかなりカバーしています。法規は決まりや値などの数値を暗記する科目となります。

電力

最後に電力です。電力は法規で覚えた決まりや値などの根拠の部分になります。その決まりや値をなぜ採用しているのかを計算させる科目になります。

そして試験を受けるにあたっては

ポイント!

・初回から全科目合格を狙う!! 

これ大事です。最初に書きましたが、科目ごとにそれぞれ内容が被ります。他の科目の知識が必要になることがあります。理論だけは1科目全集中でも良いですが、残りの科目は3科目を順番に徐々に底上げしていく感じで勉強すると良いです。

 

参考書選びに悩んでいる方はこちらもご覧ください↓↓

shikaku-management.com

 

 

何がすごいの電験三種

この資格のすごさ

この資格は、受電電圧5万ボルト以下の事業用電気工作物の工事・維持・運用を行える独占業務の国家資格になります。また、意外にピックアップされませんが、最大電力5千kW以下という制限も付きます。

なんだか、「以下」ばかりついて制限が多いではないかと思うかもしれませんが、先ほどの範囲を超える施設というのは実は本当に限られています。

電力会社の発電所、大規模な工場・建物やメガソーラー発電などでなければこれらの範囲を超えません。街中にあるほとんどの建物は、この電験3種の資格で十分カバーできます。

結局は、電気を使用しているところのほとんどの場所で必要とされる資格となります。

これからの第三種電気主任技術者の未来

経済産業省より2045年には保安業界の第三種電気主任技術者が不足するとの試算が出ています。現時点では、電気主任技術者の需要は年々増えていくと言って良い状況にあります。

ちょっとのコラム

大学の電気工学科卒業生にも辛い電験三種の試験

大学の電気工学科を卒業した人は、初学者に比べて基礎はあるはずなので、勉強はしやすいと思います。しかし、簡単に受かる試験ではないです。中には数ヶ月で合格した等の話がありますが、社会人の場合は厳しいですね。最低でも1年近くはかかると思います。

電気工学科卒業生のホンネ

電気工学科卒だけど、この電験3種はかなりしんどい

ですので、みんなにとって辛い試験なので、安心して一緒に苦労しましょう!!そして、合格を勝ち取りましょう。

認定第三種電気主任技術者の道もある

実務経験により電験三種を取得するというやり方もあります。時間は必要ですが、このやり方だと実務しながら申請で取得できます。楽という訳でもないですが、確実に取得したい場合などはこの道を選ぶのも一つの手でしょう。

 

かなり辛いと思いますが合格を勝ち取った先にある未来はきっと明るいものになるはずです!!乗り切っていきましょう!!

 

エネルギー管理士に興味がある方はこちらもご覧ください。

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